今日は木口木版の作品を紹介します。
木口木版は文字通り木の<こぐち>を版面にした版画。
丸い形は木口面そのものなので、ひとつとして同じ形の版はありません!
写真は『教会のある街』。
ヨーロッパのどこかの街並みをイメージした作品で、
銅版画でも制作したデザインの一部を
木口木版にしてみたらどんなだろう?と思い制作しました。
木口木版のモチーフを銅版画にしたり、
銅版画のモチーフを木口木版にしたり・・・
というのは全くイメージが異なる作品が出来上がるので
面白く色々と試してみています♪
こちらの写真は『巻貝の化石』。
私の通っている版画工房では
毎年希望者が参加する<詩画集展>というのを開催しています。
詩画集展では好きな詩とそこからイメージした1枚の作品を制作し、
参加者の作品を1冊の画集に仕上げます。
『巻貝の化石』はその詩画集用に制作した作品で、
詩人・草野心平の詩を使用しました。
題材が決まっているものに対してデザインを考える作業が初めてだったので、
とても難しく時間がかかりましたが、
結果的には満足できる作品に仕上がりました!
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