2011/09/23

版画展ー作品紹介3

今日は木口木版の作品を紹介します。

木口木版は文字通り木の<こぐち>を版面にした版画。
丸い形は木口面そのものなので、ひとつとして同じ形の版はありません!

写真は『教会のある街』。
ヨーロッパのどこかの街並みをイメージした作品で、
銅版画でも制作したデザインの一部を
木口木版にしてみたらどんなだろう?と思い制作しました。



木口木版のモチーフを銅版画にしたり、
銅版画のモチーフを木口木版にしたり・・・
というのは全くイメージが異なる作品が出来上がるので
面白く色々と試してみています♪



こちらの写真は『巻貝の化石』。

私の通っている版画工房では
毎年希望者が参加する<詩画集展>というのを開催しています。
詩画集展では好きな詩とそこからイメージした1枚の作品を制作し、
参加者の作品を1冊の画集に仕上げます。

『巻貝の化石』はその詩画集用に制作した作品で、
詩人・草野心平の詩を使用しました。

題材が決まっているものに対してデザインを考える作業が初めてだったので、
とても難しく時間がかかりましたが、
結果的には満足できる作品に仕上がりました!

2011/09/21

版画展ー作品紹介2

昨日紹介した『瓶』シリーズの続きです。

瓶と旅。
ここから連想して、今度はこの瓶ごと旅に出て行けたら・・・
と思い始めました。
そして出来たのが『アパートメントハウス』。
瓶の家=ボトルハウスです。


そしてこの家に入って旅がしたい!
キャンピングカーならぬ『キャンピングボトルハウス』を作りました。
版画展のDMにも使用した作品です。


写真では見えにくいですが、
茶色い瓶がボトルハウス、 背景には左から『海』『太陽』『山』を描いています。
この作品は2版刷りで、ボトルハウスの版は同じ版を使用しています。

もともと風音さんの壁を飛んでいた鳥のオブジェと合わせたら、
すっかりこころも旅気分〜♪

2011/09/20

版画展ー作品紹介1

版画展で展示している作品を紹介します。

今回の展示している銅版画の作品の中で
多く用いているモチーフは『瓶-ビン-』です。

その瓶を初めてモチーフにして制作したのが、
『旅の記憶』という作品です。



ジャムの瓶やお酒やワインの瓶・・・
『ガラスで出来ていて何かが入るもの』が小さい頃から好きでした。

そしてもうひとつ好きなのが『旅』。

集めたガラスの瓶に、
旅先で拾ってきた石や砂、貝殻など、
各地の思い出を詰めるのが旅のあとの楽しみです。

瓶を見つめて旅の記憶にふける・・・
そんなことをイメージして作った作品です。

『旅の記憶Ⅱ』も同じイメージですが、
山・海・街と記憶を具現化してみた作品です。


どちらも1版のヘイター刷りで製作。
この技法は最後に刷るまで最終形が見えず、
刷ってみるといい意味で期待を裏切るのでとても面白くはまっています。
これからも追求したい技法です☆

2011/09/17

版画展始まりました

14日の水曜日より版画展が始まりました!
白くて風合いのあるCAFE SPACE 風音さんの壁、
作品を飾ると作品が見違えるよう!!(笑)

壁面には八切サイズの額に入れた作品を5点と、


インチサイズの額に入れた作品を4点、


カウンターには木口木版の作品を5点飾らせていただきました。


来週からは暑さも少し和らぐようなので、
お近くの方はお散歩がてらお立寄りくださーい♪

いくつかの作品はまたピックアップしてご紹介します!

2011/09/12

木口版画の作品

版画の額装をお願いしている<kamakura 額工房 ラセット>さん。
こちらのお店で木口木版の作品を置いていただくことになりました!


写真は版画展で展示する額装ですが、
ラセットさんではまた違ったオリジナル額装での販売になります。
どんな額装になるのか私も楽しみ♪

額装ひとつで作品の印象が変わるので額選びは重要ですが、
ラセットさんはいつも親身に話を聞いて下さり、
作品のイメージに合うものを提案、素敵に仕上げて下さいます。
平面のものだけでなく、立体のものも額装できるので、
思い出の一品を額装して飾るのもオススメです。


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kamakura 額工房 ラセット
鎌倉市手広6-2-19 HP